カジノの本場、米国ラスベガスにある「ニューヨーク・ニューヨーク・リゾート＆カジノ」ではフロア内でリンゴの香りを流している。
大勢の人で賑わい、喫煙客も多いため、以前はまるで不衛生なロッカールームのようなイヤなニオイがしていたという。
そのため、今ではタバコ臭など臭気改善を行うと同時に、カジノで遊ぶ人たちを長時間滞在させる効果と、気分を高揚させてゲームに集中させる効果をもつ香りを流している。
このカジノでは、所在地でるニューヨーク・が別名「ビック・アップル」と呼ばれていることに引っ掛けて、リンゴの香りを選んだというが、明るいフルーツ系の香りは、エネルギッシュで自信を持たせる効果があるので、カジノに合った香りといえるだろう
ほかにも、シトラス系のパリッとした香りなども、集中力が高まり、ゲームを楽しむ雰囲気づくりに役立つ。
このように遊技場は、香りの効果が理想的に得られる最適な場所の一つである。ほのかな芳香と消臭によって室内空気のクオリティーを高めることで、来客者にとって居心地の良い環境をつくると共に、意欲的にゲームに興じる事が効果を与えることができるわけだ。
日本には、まだカジノはないが、パチンコ店やスロット店などは同様に大勢の人で込み合い、喫煙がなされる空間である。最近では禁煙コーナーを設置する店も増えているようだが、来店客の中にはタバコのニオイを嫌がる人も少なくないだろう。消臭に加えて、ゲームを楽しめる気分にさせ、長時間にわたって店内に引きとめるには、香りを使った室内空気の改善が大切である。
またカラオケボックスにように、喫煙はもとより、アルコール飲料や食べ物が持ち込まれる場所でも、芳香・消臭の必要性がるだろう。限られた広さの空間であるだけに臭気がこもりがちになる。
入れ替わって使用する次の顧客のためにも、室内空気は常に良い状態に保ちたいものだ。そうすれば当然、店のイメージアップにもつながるだろう。ゲームセンターや雀荘なども同様だ。高揚感を与え、ゲームをいっそう楽しめるような香りを流せば、来店客は楽しい時間がすごせる事だろう。
