ショールームに展示される商品には、自動車、住宅設備機器、電化製品、インテリア、食品など様々なものがある。こうした場所でも、香りは大いに活躍できる。
まず、顧客との商談スペースでは、くつろいだ気分にさせる香りを流せば効果的だろう。この場合、展示商品のよって主要客はファミリー層やシニア層などと異なるだろうから、香りの選択には気をつけたい。
また、新商品の展示会などであれば、その商品のイメージに合った香りを流すことでPR効果を高めることがができるだろう。例えば、菓子などの食品であればその食品の香りを流したり、「エコ」や「自然」といったテーマを掲げるものであれば、そのイメージに合った香りを流すといった演出である。
これはマスコミ向けの商品発表会の場などでも有効な香りマーケテング方法として使えるだろう。
また、展示する商品によっては、ニオイが発生するものもあるだろう。例えば、キッチン家電や調理器具の展示では、様々な食品を調理することがあるため、そのニオイ対策として、芳香、消臭をもちいることが考えられるだろう。
他にも建築資材やペット関連商品などでも、来訪客にとってあまり歓迎されないニオイが発生するケースもあるはずだ。
一方で、多くの人が集まるイベントスペースやセミナー会場、レンタルギャラリー、レンタル会議場などでも、臭気の問題を抱えているものだ。体臭や汗のニオイは一般的な空調設備だけでは十分に改善されにくい。芳香。消臭をプラスすることで、イメージアップにつながるだろう。
マンションのモデルルームなどで、「快適なマイホーム」を印象づけるような香りを流してみるのも面白い試みとなるかもしれない。