空き巣の前兆となるサインとは?
対策方法や空き巣が嫌がる家について徹底解説
Sneak thief countermeasures
空き巣に狙われやすい家とは?
空き巣を狙い犯行に及んだ被疑者によると、半数以上が犯行前に下見を行っていたというデータがあります。その際に被疑者が確認していた周辺環境や狙いやすい家には共通する特徴があることがわかりました。どのような家が狙われやすいのか、解説していきましょう。
狙われやすい家の周辺環境
空き巣が下見で1番に気にするのは、人通りや人目が少ない場所かどうかです。
これらの場所では、犯行を見られないため、空き巣をしやすいという特徴があります。
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人通りや人目が少ない
空き巣が下見で1番に気にするのは、人通りや人目が少ない場所かどうかです。これらの場所では、犯行を見られないため、空き巣をしやすいという特徴があります。
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街灯がなく暗い
街灯がなく、暗い場所も空き巣の格好の餌食になってしまいます。暗い場所なら、犯行に気づかれたとしても、すぐに暗闇に隠れることができるからです。
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盛り場近くの住宅街
空き巣は、人通りが少ない場所を選ぶことが多い反面、賑やかな盛り場が近くにある住宅地を狙うこともあります。これは、犯行後に人混みに紛れることがあり、逃げやすいためです。
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留守宅が多い住宅地
共働きで、日中家に人がいない留守宅が多い住宅地は、空き巣に入るのには好都合。隣家の人目を気にすることなく、侵入されてしまいます。
狙われやすい家の特徴
空き巣に狙われやすいのは「人目につきにくい」「家に侵入しやすい」「逃げやすい」建物です。一戸建ての特徴には、以下のようなものがあります。
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家が奥まったところや入り組んだ場所にある
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留守にしていることが多い
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鍵が単純なものや、1つしかついていない
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家のすぐそばに、物置や背の高い植栽、雨どいなどの足場があり、2階へ侵入しやすい
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高い壁や庭の植栽が生い茂っていて、見通しが悪い
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犬を飼っていない
マンションやアパートでも、以下のような特徴があると、狙われやすいでしょう。
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単身者が多く住んでいる
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駅や繁華街から半径500m以内にある
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階数が4階以内
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管理人が駐在していない
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比較的小規模な建物
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オートロックなどのセキュリティ設備がない
空き巣の前兆となるサインとは?
自社ビルなので、入退出管理をお願いしております。社員にカードを持たせるゲート管理が基本です。
不審者対策ともなっていますが、実はセールス防止にも役立っております。以前は受付を通らず直接フロアに来る方もおり対応に困っていました。
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空き巣の前兆となるサイン①留守の確認
犯人は、空き巣をする前に一定期間をかけて、留守にしている時間帯や曜日を確認して下見をしています。留守の確認のためにとる行動で多いのが、直接インターホンを鳴らすことです。この行動は怪しまれない程度に繰り返し行われ、住人がいついるのか、いつ不在なのかを確認し、把握しようとします。もし、在宅の場合はセールスなどを装ってやり過ごすこともあります。インターホンは録画付きのものや、スマートフォンなどで遠くに居てもインターホンの画像を確認できるアプリを使ったり、インターホンの近くに「録画中」などのシールを貼ることで、空き巣対策につながります。積極的に活用するようにしましょう。
また、同じ曜日、同じ時間に、固定電話に無言電話をかけるのも手口のひとつです。固定電話がすぐに留守番電話になるようなら、その家に人がいないことがわかりますし、いれば電話がつながりますから、すぐに電話は切れるでしょう。着信履歴に非通知の着信がいくつもある、毎日のように着信があるといった場合には、とくに注意が必要です。対処法としては、
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登録している電話番号以外からの着信を拒否する設定をしておく
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留守番電話機能には「ただいま手が離せません」といったメッセージを吹き込み、在宅しているように装う
などをしておきましょう。
空き巣の前兆となるサイン②見慣れない人・車を見かける
空き巣の前兆となるサインとして、近所やマンション内で普段見かけない人が歩いている、見かけない車が低速で走って、地域一帯をぐるぐる回っているというものもあります。こういった人や車を1日に何度も見かけるようなら、要注意です。
これらの人物は、不審がられないように、作業服やスーツを着て、工事業者やセールスマン、宅配スタッフなどを装って、侵入できそうな家の下見、情報収集をしています。なかには、ジョギングをする格好をして各家を訪問し、ありもしない落し物を届けるという手法で留守を確認することもあるそうです。ジョギングの格好なら、普段見かけない人であっても怪しむことはありませんし、なにかあれば逃げることも容易です。
車の特徴は、レンタカーである「わ」ナンバーだったり、その地域ではない都道府県ナンバーであることが多いです。これらの車を使うことで、人物特定をしにくくしていると考えられます。また、スモークガラスやカーテンなどで、車内が見えないようにしていることもあります。
対処法としては、「こんにちは」などの挨拶をするようにします。挨拶は、不審者に犯行をためらわせ、犯罪抑止に効果があるといわれています。不審な車は、車の色や車種を覚えておいたり、ナンバーをひかえておくとよいでしょう。
空き巣の前兆となるサイン③マーキング
マンションやアパートで、空き巣の前兆となるサインとして見られるのが「マーキング」です。玄関の表札部分やドアの縁の部分、インターホン、電気・ガスメーター、部屋番号プレートなどの目立ちにくいところに、丸いシールを貼ったり、記号を書いたりします。
おもな記号のマーキングの意味には次のような意味があるといわれています。
「M」「W」:住んでいるのは男性(M)か女性(W)か
「F」「S」「O」:ファミリー(F)かシングル(S)か高齢者(O)か
数字:住んでいる人の人数や留守をしている時間帯
丸いシールは、色によって住人を分別しているようです。色による意味の一例をご紹介します。
黄色:日中人がいない、赤ちゃんがいる
緑色:たくさん人が住んでいる
青色:高齢者、留守
黒:男性、侵入困難、留守
これらのマーキングを見つけたら、すぐに消す、シールならば取り除くようにしましょう。また、マーキングの写真を撮り、警察に相談することも有効です。
空き巣の前兆があったら今すぐ対策を!
Sneak thief
空き巣の前兆となるサインがあれば、すでにターゲットにされているのかもしれません。
早急に対策をとるようにしてください。
空き巣の対策① 留守の時間帯が分からないようにする
1番有効な対策は、留守の時間帯を分からないようにすることです。以下のことを徹底しましょう。
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遮光カーテンで室内を見えないようにする
遮光カーテンをしておけば、外から中の様子を確認しづらく、いるのか、留守なのかがわかりません。そうなると、犯人は空き巣を断念することもあります。遮光カーテンは防犯上有効なアイテムです。
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外出する日は洗濯物を出しっぱなしにしない
帰宅時間が遅いのにもかかわらず、洗濯物が出しっぱなしになっているのは、その家の人が留守であることをばらしているようなものです。帰宅時間が遅くなる、またはわからない場合には、洗濯物を出しっぱなしにせず、家の中に入れて出かけるようにしましょう。
空き巣の対策② インターホン・電話を防犯機能の高いものにする
インターホンや電話を防犯機能の高いものにすることで、空き巣対策につながります。
インターホンはカメラ付きで録画できるものや、アプリと連動して遠くにいても誰がインターホンを押したのかを確認できるものなどがおすすめです。
電話は、あらかじめ登録しておいた電話番号以外は着信拒否できるように設定できるタイプや、電話をかけている相手の電話番号が表示されるタイプ(非通知の場合は「非通知」と表示)のものがよいでしょう。また最近では、音声メッセージで迷惑電話に対する注意をアナウンスする機能や、名前を名乗るようにメッセージを流す機能をもつタイプもあります。こういったものも活用すれば、空き巣だけでなく、振り込め詐欺などの犯罪抑制にも役立ちます。
空き巣の対策③ 窓の施錠は必ず行う
玄関はもちろん、窓も常に施錠しておきましょう。侵入者はガラスを破るよりも、無施錠の窓から侵入するケースのほうが多いことがわかっています。1階だけでなく、2階も必ず施錠してください。
空き巣の対策④ 見かけない人が歩いていたら挨拶をする
空き巣は声をかけられると犯行をあきらめる傾向にあることがわかっています。よって、いつも見慣れない人を見かけたら、挨拶をするようにすると空き巣対策に有効です。
空き巣の対策⑤ マーキングを見つけたらすぐに消す
玄関周りをチェックし、マーキングされていないか確認してみてください。マーキングを見つけた場合には、写真を撮っておきましょう。写真を撮っておけば、警察に証拠として提出することができます。
その後、シールが貼られている場合には、すぐに剥がしましょう。また、文字や記号が書かれている場合もしっかり跡が残らないように消してください。
空き巣の対策⑥ 警備員による巡回を行う
マンションなどの集合住宅で空き巣の前兆となるサインを見つけた場合には、その建物全体が狙われているといっても過言ではありません。マンション内の通路は狭いですから、鉢合わせすれば危害を加えられる可能性も考えられます。マンションに警備員が常駐しているようなら、巡回をしてもらうようにしてください。
空き巣対策は万全に!
空き巣は、あらかじめ前兆となるサインを出しているケースが多いです。それを素早く察知し、対策をしておくことで空き巣被害を防ぐ可能性は高くなります。施錠はもちろん、空き巣対策を万全にしておきましょう。
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